生活排水用浄化槽の排熱利用

排熱利用と言うと工場や温泉の排熱は良く利用されていますが、一般の施設ではその熱源の確保が難しいのが現状です。

排熱利用関連のノウハウを解説します。

しかし意外に知られていない身近な熱源が存在します。



それは病院や事務所または各家庭に多く設置されている排水用の浄化槽で、排熱利用も可能です。
浄化槽で発生する熱は、汚物などを微生物が分解するときに発生した熱なので熱源にランニングコストがかからない上にほとんど利用されず捨てられているのが特徴です。

最近給湯器に使われるエコキュートシステムでその補給水の予備加熱などに利用すると簡単なシステムで排熱利用できます。
浄化槽の内部に配管を通しラインポンプで循環の密閉回路を作ります。

これにより配管の中の水の温度が循環中に上昇します。


この温まった水の熱を熱交換器に通し、エコキュートの補給水をある程度温めてからエコキュートで加温することにより、効率よくお湯を作る事ができます。

特に外気温が下がる冬季は補給水の水温は下がるのに対して、浄化槽の内部温度は、浄化槽が多くの場合土中に設置されていることによりあまり低下しません。
よって補給水と、循環水の温度差が大きくなることにより、より効率の良い排熱利用が可能になります。

その効率がどの程度になるのかは浄化槽の規模やエコキュートの規模、利用条件により変動しますが、新規設置時に設備を設置する事でかなりのランニングコストが軽減できます。


また再熱のシステムが単純であるためトラブルなども起こりにくく、予備加熱システムとして利用しているので万が一再熱システムが故障しても、エコキュートによる給湯システムは使用できますので業務等に影響も出にくいので安心してつかえます。



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